鰹茶漬け

皆様は春の訪れをどんな時にかんじますか?タンポポや土筆が咲いたとき?それとも、鶯が上手に鳴けるようになったとき?あるいは、入学式などの行事が行われた時?
私は、食いしん坊なので「春」をスーパーで見つけます(笑)

といいますのも、スーパーは季節ごとに置かれる食材が目まぐるしく変わります。先日鮮魚コーナーをのぞくと私の待ちに待った食材が登場していました。大好物の「鰹」です。春を知らせる初鰹です。
私たちの住む地域では、昔は鰹漁がとても盛んでした。ですので春を迎えるこの頃になると地元のどのスーパーに行っても、鰹がずらりと並んでいます。そしてこの季節、どの食卓にも必ず鰹料理が並びます。(刺身・てこね寿司・かつお茶漬け・かつおのたたき・生節等)
その中でも特に多く食卓に登るのが「かつお茶漬け」です。かつおの刺身を熱いご飯の上に乗せ、調味料は醤油と薬味(ショウガ・わさび・コショウ)をお好みに応じて入れ熱い茶を注いで食べるのがこの地域の郷土料理です。特に新茶で食べるかつお茶漬けは絶品なのです。
我が家では鰹を一本まるごと購入し、お刺身やお茶漬けにするのはもちろん捌き終わった後に残る骨のあらを塩ゆでしたものも食べます。旨味がつまった骨のあたりの血合いは抜群に美味しいですし、栄養も満点です。そして一匹に一つしか取れない弾力のある心臓は、なんとも言えない食感で最高です。そしてなんとなんと地元のスーパーでは、かつおのアラのみを販売しているところもあるんですよ!!(鮮魚コーナーの端っこにたまに置いてあります。探してみてください。)まさに地元ならでは・・・。

そして今度は、我が家の冷蔵庫のスタメン選手をご紹介させてください。それは「生節」です。皆様聞いたことありますか?生節とは鰹節を作る際に「煮熟」という工程を経て、一回のみ焙乾したものです。食感で言うと、生ハムのようにしっとりと柔らかいのがこの生節。手でも簡単にほぐせるくらいとても柔らかな感触です。我が家では、これを大胆に5mmくらいの厚さにスライスして、そして大根おろしをたっぷりかけ、お醤油をかけて食べます。5分もかからない簡単料理。
栄養満点だし、簡単だし言うことなしの一品です。

 皆さんもぜひ伊勢志摩にお越しの際は、私たちの地域のスーパーをのぞいてみてください。そこには必ず本当の意味での「地元飯(ソウルフード)」が、ずらりと並んでいるはずです。
どんな雑誌にも掲載されていないディープな伊勢志摩がそこにはあるはずです。。。。

お知らせ

お知らせ一覧