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知っているようで知らない鰹節の話

皆様こんにちは。
うぐいすが「ホーホケキョ」となく声が聞こえてくる大自然の中のオフィスでこのお知らせを書いている今日この頃。
皆様いかがお過ごしでしょうか。

 さてさて今日は、鰹節ではなく「鰹」そのものについてお話していきたいと思います。皆様鰹と聞くとどんなイメージが浮かびますか?
きらきらのシルバーの魚体に、腹側に縞々(しましま)の模様、あのくりくりのおめめと、ぽってりとした体つきを想像しませんか?
みなさんが想像した縞々(しましま)のカツオは、カツオ類の中の「カツオ」を指します。
「えっ!カツオってそんなに沢山の種類があるの」と驚かれた方いませんか?あるんです、それが。

そもそもカツオ類には、カツオ、スマガツオ、ヒラソウダガツオ、マルソウダガツオ、ハガツオの5種類があります。これらはすべてスズキ目サバ科に属しています。
ハガツオは、ハガツオの仲間ですが、スマガツオやカツオ、ヒラソウダガツオ、マルソウダガツオはなんと「マグロの仲間」なんです。
ですので、個々に個性豊かであります。その個性を活かして彼らは様々な用途へと加工されていくわけです。

一例を挙げますと、マルソウダガツオは血合が多いため、ほとんどが削り節にされるそうです。お出汁にすると、とても濃厚な味がでますので煮物や、めんつゆなどに最適です。(弊社のお出汁で言いますと月節がそれにあたります。)

そしてフォルムのことで言いますと、ハガツオはその姿がキツネに似ていることから「キツネガツオ」と言うそうです。
人間の顔が一人一人違うように、一見すると同じように見える彼らも一匹一匹違っているんですね。
まさに「十人十色」ならず、「十魚十色」。みんな違ってみんないいです。

 と、カツオについていろいろお話してきましたが、実は私も最近カツオ自身について学ぶ中で上記のことを知ったのです。カツオって本当に面白い!!!
このことを知ったおかげで次回から「本枯節」を削る際は、水揚げをされた時の彼らの姿形は一体どんなふうだったかなと?ここに来るまでの背景も想像してしまいそうです。

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